今回は少しマニアックな内容になってしまいます。子供のころからプラモデル作りが趣味だった私が、型技術情報雑誌のIMP工法を用いた射出成形品特性の改善という特集にたどり着き、樹脂ブロック・切削加工材のPLAMO社に出会う。「PLAMO」という会社名も私の中ではどストライクで興味を持たずにはいられない。
子供のころにプラモデルを作ったことのある人ならだれでも考えたことがあるはず。このパーツはどうやって作っているんだろう?しかも独特なつながり方でこんなにたくさん。作っていくと終盤にはこのパーツあったっけ?足りないなんてことはないよな?そんなことを考えていた私も気が付けば40歳間近のアラフォー。電気機器製造販売を行う会社に勤める私はプラモデルとは違うが、毎日プラスチック部品に囲まれて仕事をしている。
プラスチック部品は主に射出成型という技術で作られる。プラスチック樹脂の材料を、金型内に注入し、固めて目的の形状の製品を作り出す。しかし、通常の射出成型ではボイドと呼ばれる不良品が出てしまう。これはなくすことができず、プラスチック部品を作るうえでは仕方のない経費だと考えていたが、昨今の材料費の高騰。どうしたものかと考え、「PLAMO」にさっそく相談してみることに。当初考えていた予算に収まり、さらに高品質な部品が製造できるプラスチック切削用素材を作っていただくことができた。実際に仕事を依頼して確かな技術を提供していることが分かった。